Q&A

SYSCOMシリーズについてよくあるご質問をまとめました。

ここではよくあるご質問についてまとめます。

Q1.オゾンて何?

A1. オゾンは化学的に言えば、酸素原子Oが3つくっついている分子O3の気体です。酸素原子Oが2つで私達に身近な「酸素O2」になりますが、このO2にさらにもう1つOがくっつくとO3(オゾン)となります。
 自然界では、太陽の日射エネルギーの内、紫外線が空気中の酸素分子にエネルギーを与えることにより、もともと酸素原子2個で安定している酸素分子O2の酸素原子Oを分離し、分離された酸素原子Oが周囲の酸素分子O2にくっついてO3(オゾン)となるメカニズムで発生しています。その他、落雷(稲妻)等の空気中の放電(電離分解)によっても、オゾンや空気イオンが生成されます。

Q2.オゾンが除菌や消臭に有効なのはなぜ?

A2. 自然界における消臭・空気浄化作用は、大気中のオゾンやマイナスイオンに代表される空気イオンの作用により、もたらされています。
 ものが酸素に触れると酸化する(鉄が錆びることなど)ことはよく知られていますが、オゾンはこの酸化力が普通の酸素に比べて強く、その酸化力により消臭効果、殺菌効果などの効果を発揮するのです。
 オゾンO3は、不安定な物質なのでO2に戻ろうとする力が強く、すぐに酸素原子Oを放出します。この放出された酸素原子による酸化分解作用により、脱臭や悪性物質の分解が行われる仕組みです。酸化分解反応に消費されない酸素原子Oは酸素原子同士結合し酸素分子O2になり安定します。これがオゾンで除菌や消臭ができるメカニズムです。

Q3.オゾンは濃すぎると人体に悪影響があるって本当?

A3. 低濃度にコントロールされたイオンには脱臭効果や除菌効果がありますが、高濃度のオゾンに触れると、人体に悪影響を及ぼします。
 産業衛生学会の許容濃度委員会が勧告した安全なオゾン濃度である0.1PPMを少しでも超えた濃度のオゾンが含まれた空気を人間が吸うと、喉や鼻に刺激を感じます。更に高濃度になると気管支や肺まで侵され、生命に影響を及ぼす恐れすらあります。
 高濃度オゾンは工業などのさまざまな場面で使用されますが、徹底した安全管理を行い、高濃度オゾンに作業者がさらされないように細心の注意を払って使われています。

Q4.シスコム・ワンのオゾン脱臭器の特長は?

A4. オゾンの存在とその役割に気付いた時、誰もが「人工的にオゾンを利用して脱臭できれば我々の生活も自然のように悪臭のない素晴らしいものになる」と考えました。
 しかし、そこには「オゾン濃度の制御」という難しい問題が立ちはだかっています。もちろん、自然界のオゾン濃度以下で使用することができればこんなに理想的な脱臭方法はありません。
 SYSCOMオゾン脱臭装置は、窒素酸化物を発生させず、自然界と同レベルの安全安心な低濃度オゾンと共にマイナスイオンを同時に生成することにより、脱臭・除菌効果に加え、ウイルス感染予防・リラクゼーション効果をもたらす高次元の室内空気質改善を実現しています。
 また、必要なオゾン量の制御は稼働時間の設定で行うことができ、吹き出し口から出るオゾン濃度は一定で、自然界での発生するオゾン濃度以下の低濃度ですから、安全で安心です。
 さらに、吹き出し口から直接低濃度オゾンを放出するので従来のように設備材料に耐オゾン性を考慮する必要がありません。

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